栃木県栃木市にある「みんなのおうち 喫茶ヌック」は、木の温もりと手作りの温かさに包まれた、地域の人々が気軽に集えるコミュニティカフェです。店内では、地元の食材を使ったランチメニューや、自家焙煎のコーヒー、季節ごとのデザートを提供しており、30代〜50代を中心に幅広い世代のお客様が訪れます。
今回は、運営会社である株式会社トイボックスの代表取締役 大阿久友伸氏と、「みんなのおうち 喫茶ヌック」店長の新井梢氏に、「OneQR」導入の背景や導入後の変化についてお話を伺いました。
大阿久氏:
私たち株式会社トイボックスは、もともと子ども向けコスチュームや衣装の販売からスタートしました。創業は約20年前で、まだ日本でハロウィン文化が一般的になる前に、海外から衣装を仕入れて販売を始めたんです。
その後は有名IPのライセンス商品を手がけたり、子ども服やドレス・スーツのレンタル、着物のレンタルなど、“特別な日を彩る”サービスを幅広く展開してきました。
社員は現在20〜30名ほど。
それぞれが企画や販売、イベント運営など多方面で活躍しており、
2023年には新たな事業として「みんなのおうち 喫茶ヌック」を立ち上げました。
「衣装で笑顔を届ける」から、「食と居場所で笑顔を届ける」へ。
これまで培ってきた“人を楽しませるものづくり”の延長線上にあるのが、このカフェ事業だと思っています。
新井氏:
以前から「注文対応に時間を取られすぎている」と感じていました。スタッフがオーダーを取っている間、キッチンや他の作業が止まってしまうこともあり、常に人手が足りない状況でした。
「どうすれば効率的に回せるか」を考えたときに、テーブルオーダーの導入を検討し始めたんです。
新井氏:
他社の説明はオンラインが多く、費用も不明確で不安がありました。
以前利用していた他社さんのPOSシステムは、テーブルオーダー機能を追加利用するとコスト面がネックになっていました。
そんな中で飲食店・カフェ向けの展示会に出向いた際、ELESTYLEのブースで実機を見ながら担当の方と直接話せたことが大きかったですね。実際に操作を体験できたことで、「これなら現場でも使えそう」と安心できました。
大阿久氏:
他社のシステムと比較しても導入コストが抑えられ、運用もシンプルだと感じました。特に小規模店舗にとって、ランニングコストの負担が少ない点は大きな魅力でした。
展示会では実機を確認しながら説明を受けられたため、機能面だけでなく導入後の運用イメージを明確に描くことができました。
新井氏:
導入してからは「メリットしかない」と感じています。
お客様自身が注文できることで、スタッフの手が空き、キッチン作業や接客に集中できるようになりました。
お客様でQRコードを読み込んで注文いただくテーブルオーダーは、上手くお客様にご対応いただけるか心配だったのですが、若いお客様は慣れた様子でスムーズに操作されていて、ご年配の方もスタッフが少しサポートするだけでご利用いただけています。
大阿久氏:
売上面でも変化がありました。
特にコーヒー豆やデザートなどの追加注文が増えたのは大きな成果です。以前は食後にレジで追加するお客様は少なかったのですが、テーブル上で気軽に注文できるようになったことで、“もう一品”が自然に生まれるようになって売上が上がりました。
大阿久氏:
売上面でも変化がありました。
特にコーヒー豆やデザートなどの追加注文が増えたのは大きな成果です。
以前は追加オーダーの際にスタッフを呼ぶ必要があり、その一手間で注文を控えられるお客様もいました。テーブルオーダーを導入してからは、お席から気軽に追加オーダーできるようになったことで、“もう一品”が自然に生まれるようになり、売上が上がりました。
新井氏:
課題というより、「改善されたらもっと便利になる」という点はいくつかあります。
たとえばランチセットをご注文されたお客様が、後からデザートを追加したい場合に、セット価格のまま追加できない点。今は単品で再注文いただくか、いったんカートから削除して入れ直す運用をしています。
大阿久氏:
もし値引き機能が使えればすべて解決できると思います。商品マスターを無理に増やさず、柔軟に対応できるようになるはずです。
ーーこうしたお客さまからの声を踏まえ、値引きや割引への柔軟な対応が可能となる機能拡充を検討させていただきます。
新井氏:
現金支払い時の入力ボタンが少し小さく、スタッフが押しづらいと感じています。
また、会計を確定した後に戻れない仕様も改善していただけると助かります。追加注文やクーポン対応の際に最初からやり直す必要があるので…。
大阿久氏:
経理面では、売上や決済方法別の集計を一目で見られる月報PDFがあると助かります。管理視点で経理作業を効率化できる仕組みがあると、よりスムーズに運営できると思います。
ーーUIや管理画面についての改善要望も開発チームに随時フィードバックして改善を検討させていただきます。
新井氏:
スポットでのイベント出店が増えているので、そこでもキャッシュレス決済をご利用いただけるようにしたいです。今はイベントの際は現金決済のみで、お客様からキャッシュレス決済のご要望もいただくので対応していきたいです。
また店内での物販でもOneQRをさらに活用していきたいです。コーヒー豆など、商品にバーコードを付けてリーダーで読み取れるようにすればさらにオペレーションや管理がスムーズになると思います。
大阿久氏:
お客様が使いたい決済手段はどんどん増えているので、あらゆる支払い方法に対応できるOneQRの柔軟さは本当に心強いですね。今後はお客様が使いたい決済手段すべてに対応できることを目指して、売上機会損失を少しでも減らしていければと考えています。
ーーELESTYLEとしても、今より多様な店舗環境に対応できる機能改善を進めていく予定です。今後もアップデートを続け、さらに使いやすくなるよう改善に努めてまいります!今後ともよろしくお願いいたします。