OneQR

三菱地所パークス株式会社

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課題

  • 従来の駐車場システムでは、紙の駐車券や現金精算が主流であり、利用者にとって利便性が低い。
  • 特に商業施設では、駐車場だけがアナログ運営が続いていた。
  • 駐車機器が高額で、初期導入コストが膨らむ。

OneQRで解決

  1. スマートフォンが駐車券となり、QRコードを活用したスムーズな精算が可能となった。
  2. スマートフォンでのキャッシュレス決済に対応することで、高額な駐車機器の削減が可能となった。また、現金回収などの人件費も削減。
  3. リスティング広告など、インターネットを活用した営業戦略を実施できるようになった。

CREPE

三菱地所パークス株式会社は施設型駐車場を始め、コイン駐車場の運営・管理サービスやコンサルティングを提供する総合駐車場会社です。近年では、スマートフォンを活用した新たな駐車場サービス「CREPE (クレープ)」を開発・提供しています。

「CREPE」に搭載されたOneQRの導入背景や効果、今後の展望について、コンサルティング営業部 CREPE営業推進室 主任であり、経営企画部 DX推進室 主任も兼務されている吉岡哲志氏にお話を伺いました。

 

OneQRを導入いただいた「CREPE」は、どのようなサービスでしょうか?

吉岡氏:

「CREPE」は、駐車施設のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するシステムです。「Create Excellent Parking Experience」の頭文字をとっており、素晴らしい駐車場体験を創造するという意味が込められています。例えば現金処理や、駐車券・サービス券の管理、運営非効率など、従来の駐車場管理における課題を解決するために開発したサービスです。

OneQRを採用することで、駐車場利用者のスマートフォンを活用した駐車チケットの購入、時間貸し精算、割引の適用が可能となり、ユーザーの利用体験を向上することができました。また、駐車場運営側は精算機やサービス認証機・事前精算機など、機器の導入費を大幅に削減することができます。

また、スマートフォンで精算が完結するので、イベントや利用実績に合わせた料金・在庫設定もしやすくなります。

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近年ではキャッシュレス対応の駐車場も増えていますが、チケットレスはまだ珍しい取り組みだと思います。

吉岡氏:

そうですね。大型の商業施設などでは先んじて取り組みが進んでいます。新しく建設される施設だけでなく、設備更新のタイミングで駐車場のDX化を進める施設が増えてきています。

駐車場など商業施設内の全ての体験をよりスムーズにしていくことで、施設利用者の満足度が向上していくと考えています。

 

そうした取り組みにOneQRを選んでいただき、嬉しく思います。
具体的にどの部分でOneQRが活用されているのでしょうか?

吉岡氏:

時間貸し利用でのQRコードを活用した精算、駐車チケット購入時の決済をOneQRが担っています。

「CREPE」を始めるにあたり、決済システムの構築が不可欠でしたが、OneQR Parkingという既存のサービスを活用できたことで、一から開発する手間とコストを大幅に削減できました。

 

どのような部分がOneQR導入の決め手となりましたか?

吉岡氏:

開発ベンダーから提案がありOneQRを知ったのですが、コインパーキングの導入実績が豊富である点で信頼性が高かったです。また、駐車場の時間貸し料金は、一般的な商品とは異なり、定価が存在しておらず、金額が駐車時間に応じて変動し、精算・出庫する時点で料金が確定致します。

そのような料金体系に対応可能な計算システムをOneQRが保有している点が、当社のニーズに合致すると判断し採用に至りました。

また、OneQRには管理画面があり、時間ごとに駐車場の売上を確認したり、駐車チケットの料金や在庫の設定変更 などが簡単にできる点も非常に便利で、欲しい機能はほとんど全て揃っていると感じました。

 

OneQRを導入されてから変化はありますか?

吉岡氏:

コスト削減・業務の効率化が大きな変化だと感じています。

駐車場設備の中で特に高額な現金精算機に対して、スマートフォン決済での代替や、約3分の1の価格となるキャッシュレス専用の精算機を導入することで、コスト削減が可能となりました。

人件費の観点では、駐車場の精算機の現金回収が不必要となったこと、定期券の販売をweb上の駐車チケット販売に切り替えたことで、窓口業務の削減につながりました。

また、スマートフォンを活用したスマート化を推進することで、新たなマーケティング戦略も展開できるようになりました。例えば、リスティング広告の運用と組み合わせることでお客様からの認知度を高めたりすることができると考えています。

 

一方で、OneQRに今後開発されたら嬉しい機能はありますか?

吉岡氏:

CREPEを主に提供している大型商業施設の駐車場は「店舗で一定金額以上買い物をすると割引が入る」等のルールがある場合が多いのですが、この内容は施設ごとに異なります。

そのため、スマートフォンやキャッシュレス精算端末の画面内容・音声案内等が駐車場ごとにカスタマイズできると嬉しいと思います。。

また、特定の属性のお客様に対して、例えば駐車場の工事情報や利用不可日の案内などをメッセージや通知で直接送る機能など、能動的に利用者にアプローチできる機能があるとより便利になると思います。

 

貴重なご意見ありがとうございます!より使いやすくなるよう、機能改善に努めてまいります。 それでは最後に、今後の「CREPE」について、どのようなお考えをお持ちでしょうか?

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吉岡氏:

まずは現状のCREPEを展開していき、施設オーナー様、お客様から頂いたご意見を元に、機能改善をしていきたいと考えております。

将来的には、自動運転車の普及も見据えて、それに対応可能な新しい駐車場システムの検討も必要と考えております。

 

今後ますますスマート化が進んでいくことが予想される業界ですが、キャッシュレス化の文脈でOneQRが少しでも取り組みに貢献できるよう、今後も機能改善や開発を進めていきたいと思います。今後ともパートナーとしてよろしくお願いします!

 

*記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

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