課題
- 導入企業からキャッシュレス対応への要望。
- 多くの方に購入機会を提供する必要。
OneQRで解決
- キャッシュレス決済対応が評価され導入に至るケースがある。
- 購買機会が広がったことで、売上(パンの販売数)が115%にアップ

株式会社パンフォーユーは、地域のパン屋さんが抱える運営や販路拡大などのあらゆる課題を、独自の冷凍技術とDXによって解決しています。「新しいパン経済圏をつくり、地域経済に貢献する」をミッションに掲げ、”冷凍×IT”でパン屋さんと消費者をつなげる様々なプラットフォームを提供しています。
オフィス向け社内カフェ・福利厚生サービス「パンフォーユーオフィス」でOneQRを活用いただくにあたり、導入効果について取締役 西森氏に伺いました。
今回OneQRを導入いただいた「パンフォーユー オフィス」について、事業内容を教えてください。
西森氏:
「パンフォーユー オフィス」は、地域のパン屋さんの手作りパンが冷凍庫を置くだけで、オフィスでいつでも食べられる福利厚生サービスです。これまで400社以上に導入されています。
従業員の働く意欲を高めようと、健康管理や社宅・寮・社員食堂の導入など様々な福利厚生を充実させる企業が増えてきました。
新型コロナウイルス感染拡大中、社員食堂などがない企業が社員の食環境を整える目的で「パンフォーユーオフィス」を導入するケースが多く見られましたが、最近は働く環境の充実や社員間のコミュニケーションの活性化、社員の出社意欲を高めるインセンティブを目的とした導入が増えています。
利用方法などを具体的に教えてください。
西森氏:
専用冷凍庫を置くだけで24時間利用できる「置きカフェプラン」では、パンフォーユーが冷凍庫運用から冷凍パン補充作業まで実施します。食事パン・惣菜パン・おやつパンなど各地のパン屋さんから集まる最大8種類のパンを月替りでお届けしています。

購入者はOneQR上で商品選択から決済までを3ステップで完了できるため、より手軽に購入が可能です。
管理者はOneQR上からパンの在庫をタイムリーに把握できます。パンの需要と供給をより正確にマッチさせることで、完売による在庫切れを減らし、担当者の発注等の負担を軽減します。
OneQRを導入された決め手を教えてください。
西森氏:
導入企業からキャッシュレス決済の導入について要望を多数受けており、自社開発も考えていました。そんな中、出資者である「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」からOneQRの情報を得ました。もともとキリングループで活用されていたこともあり、安心感を持って導入検討ができました。
パンフォーユーでは「新しいパン経済圏をつくり、地域経済に貢献する」を事業ミッションに、地方における雇用の創出やフードロスの削減を目指しているため、より多くの方にパンを購入していただきたいと考えています。そのためには、「パンフォーユー オフィス」の導入ハードル、そして導入後の商品購入ハードルをできるだけ下げる必要がありました。

<OneQR対応決済ブランド>
OneQRは開発するよりも低コストで、40種類以上の決済ブランドを一括導入できます。私たちが低コストでより便利なキャッシュレスサービスを導入できれば、結果的にエンドユーザーにもメリットを感じてもらえるはずと考え、導入を決めました。
導入による効果をどのように感じていらっしゃいますか?
西森氏:
OneQRを導入してから、売り上げ(パンの販売数)が約115%にアップしました。やはりキャッシュレス化が進んでいる中、オフィスでの購入のためにわざわざ現金を持ち歩く方は少ないのではないでしょうか。期待していた通り、より多くの方に購買機会を提供できるようになったと感じています。
また、オフィス販売の導入を検討される企業様から、キャッシュレス決済ができる点が評価され導入に至るケースもあります。現金管理が不要なため、担当者様の手間がほとんどかからず、セキュリティ面も考慮する必要がないことをメリットに感じていただいています。
OneQRが売上に貢献できているのは嬉しいです。その他に評価していただいている点はありますか?
西森氏:
管理画面の使いやすさも感じています。まず、店舗の管理や商品の登録が、マニュアルを確認しなくても直感的に操作できます。スマホ決済の十数ブランドを一括で管理できるだけでなく、全体の売上や入金状況をリアルタイムに確認したり、返金処理ができることは非常に便利です。
また、サポートにも満足しています。納品日と請求日が異なるなど、複雑なオペレーションが発生することもありますが、その場合の登録や管理方法を他社での活用事例も踏まえて相談できるので参考になります。
一方で機能に関する要望はありますか?
西森氏:
全体管理ではなく、個社ごとに管理画面ができたらいいなと感じています。
導入企業から、在庫数と決済情報に差異がないか確認したいと要望をいただくことが多いです。現在のオペレーションは、1社ずつこちらでデータを落として導入企業にお渡ししていますが、さらに導入企業が増えたときに対応が難しくなると感じています。
そのようなご要望は弊社側に多く寄せられています。既に導入済みの企業様もいらっしゃいますが、個別の開発で対応できますのでご検討いただけますと幸いです。
それでは最後に貴社の今後の展望を教えてください。
西森氏:
消費者の方がおいしいパンを食べたいと思った時に、想起してもらえるような会社。そしてお困りごとのあるパン屋さんには何かあったら頼っていただける存在を目指したいと思います。決済のDX推進を通じて、より多くのお客様とパン屋さんがつながる世界を目指していきたいです。
地域と企業をつなぐプラットフォーマーとして活躍される貴社にお力添えできることに大変嬉しさを感じています。今後ともよろしくお願いします!