課題
- 精算機やフラップ式などの機械導入にかかるイニシャルコスト、ランニングコストにより、オーナー様へのご提案が困難
- 精算機の現金回収により人手が必要
OneQRで解決
- QRコードが記載された看板を設置するだけなので、より多くのオーナー様にご提案が可能となった
- キャッシュレスにより現金回収の手間が削減

セイワパーク株式会社は、立体駐車場の建設やコインパーキング事業、駐車場機器のメンテナンスなど、駐車場に関わるあらゆるサービスを展開しており、駐車場の提案から建設、そして運用までをフォローします。病院や大学、商業施設の駐車場建設だけでなく、一括借り上げ方式で最適な運用形態をご提案、管理業務も手掛けています。2025年2月をもって創立47周年を迎えました。
駐車場でOneQRを活用いただくにあたり、これまでの課題や今後への期待をマネジメント第4部 課長 日髙氏、経営企画部 部長 猿渡氏に伺いました。
今回OneQRを導入いただいたパーキング事業について、事業内容を教えてください。
猿渡氏:

東京、福岡、鹿児島に拠点をおき、自走式立体駐車場の企画、設計、施工から既存立体駐車場のリニューアル、補修工事までご提案しており、九州における自走式の立体駐車場の4件に1件を手がけるトップシェアを誇っています。近年では、まちづくりが進む福岡市東区アイランドシティでも立体駐車場の建築を行っています。
また、駐車場の管理も行っており、全国300カ所以上、総台数13,000台の管理実績を保有しています。
なぜQRコード決済を取り入れようと考えたのですか。
日髙氏:
半年〜1年単位で土地活用のためパーキング運営を検討されるオーナー様や、2〜3台程度の小規模な土地、マンションの空き駐車場の活用としてパーキングを運営したいというオーナー様にとって、精算機やフラップ式機器などを導入した施工はコスト負担が大きく、私どもとしてもご提案しづらいという課題がありました。そこで、QRコードを設置するだけで精算が可能となる決済方法に着目しました。
また、駐車場運営は、売上金の回収や両替、紙幣詰まりなどの機械トラブルに対応する必要があるため、人手が必要となります。キャッシュレス決済に対応することで、保守にかかる人手を最小限に抑えることができます。
その中でOneQR Parkingを導入された決め手を教えてください。
日髙氏:
セイワパークが初めて導入したキャッシュレス決済専用駐車場システムの決済方法がOneQRでした。決済画面の操作方法も分かりやすく取り扱いキャッシュレスブランドも多いので、エンドユーザーの利便性が向上すると感じました。
また、QRコードが記載された看板をおくだけで駐車場運営できる点も良いですね。例えばもともとカメラで車両や車室を認証するシステムを導入していた駐車場がありましたが、機器を利用すると、どうしても設置コストや電気代といったランニングコストが発生します。こうしたコストを少しでも削減することでお客様に対し、より手軽で運営コストを安価に抑えられる方法をご提案できるようになりました。

導入による最大のメリットはなんですか?
日髙氏:
オーナー様への提案の幅が広がったことです。
通常フラップ板を設置するとアスファルト補装や電気工事が必要になりますが、QRコードの看板設置であれば、車室を区切るだけなので、通常のコインパーキングのイニシャルコストと比較してかなり安価に済んでいます。クレジットカードのように別途専用端末を設置する必要もありません。
セイワパークは一括借り上げ方式を採用していますので、売上額に関わらず毎月一定額をオーナー様にお支払します。オーナー様のご希望と売上のバランスが難しく、ご希望通りのご提案が叶わないこともありましたが、イニシャルコスト、ランニングコストを削減できることで、お互いに納得にできるご提案ができるようになりました。
コストが抑えられることで、土地活用を断念していたオーナー様にもご提案できるようになったのですね!
日髙氏:
また、海外のキャッシュレスブランドに対応できるという点も提案の幅の広がりにつながっています。
「OneQR Parking」ではPaypayやauPayだけでなく、UnionPayなどの海外キャッシュレスブランドにも多数対応しています。セイワパークでは福岡空港でもパーキング運営を行っていますが、日本でレンタカーを借りられるお客様が増えていると感じます。従来の精算機ですと、使用方法がわからないとご連絡いただくこともありましたが、複数の言語に対応したOneQRのブラウザ上で、直感的に操作できると感じています。海外のお客様のほうがよりキャッシュレスに慣れているため、今後インバウンドが多い観光地などでも需要が増えるのではないでしょうか。

海外のお客様も簡単にご利用いただけるとお伺いし、弊社も嬉しいです。一方、管理者としての利便性はいかがでしょうか?
日髙氏:
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運用としては問題ないのですが、パーキングビジネスに特化したデータの取得ができるといいなと感じます。駐車場ごとの売上や入出データを簡単にリスト化できるとありがたいですね。
あとは、セイワパークではアプリ上での決済などのキャッシュレスにも取り組んでいるため、こうした外部サービスとの連携部分も今後ご協力いただけると嬉しいなと考えています。
猿渡氏:
入出状況は分析データとしても大事ですが、加えてこれらをマーケティング情報として取得し、エンドユーザーにオープンにしていくことも必要と考えています。例えば、近くの空き駐車場や自車の周辺に何があるかをお知らせするなどです。情報の取得と活用には時間を要すると思いますが、必ず必要になってくるものだと思うので、私たちも乗り遅れないようにしていきたいです。
まさにマーケティング機能は当社内で進めている機能開発です。例えば近隣店舗へ送客する仕組みづくりなどを考えているのですが、現状オーナー様からこうしたご要望はありますか?
猿渡氏:
特に店舗の駐車場などではマーケティング機能の要望は多いです。単に駐車場の運営サポートだけでなく、不随するご提案もできればオーナー様の満足度も高くなると思います。
また、私たちも駐車時間サービスなどのキャンペーンを打つこともあるので、そこでQRコードを活用した施策ができれば非常に画期的ですね。
駐車場はそれ自体が目的ではないので、なかなか差別しづらいのですが、「この目的地を目指すお客様は、セイワパークの駐車場を使う」という動機付けができるようなサービスを提供していく必要があると考えています。
ありがとうございます。決済の強みを生かしたご提案を引き続きできればと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします!
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